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栞かじり虫

本や日々のログなど。

「ただの自分」になれる場所

かねてより気になっていた、かえるの学校さんが主催されている

校正教室の第1回目に参加してきました。

school-of-frog.jimdo.com

大森駅から歩いて10分程度、静かな住宅街の奥にある教室は、

年季の入った木造2階建てで、まるでおばあちゃん家のような雑多さと居心地の良さ。

とても初めてお邪魔する空間とは思えませんでした。

全6回の講義で、小冊子や電子書籍を作りながら、校正について学んでいきます。

社内ではタイポ芸人として(不名誉に)名高い私ですが、

「正しく書くため」かつ「正しく伝えるため」の校正の知見を得たいと思います。

今回の教室を主催されている大西寿男さんの著書をお借りしてきました。

新しいものを学ぶことの醍醐味は、単にハウツーを習得することにとどまらず

その技術や理論の根底にある思想について理解をしようとすること、じゃないかなと思っています。



本当に久しぶりに、なんの必要に迫られるでもなく、ただただ好きで言葉の世界に浸れる時間。

会社員として、先輩として、後輩として、友人として、娘として、

あらゆる立ち位置からのポジショントークが一切排除された、何者でもない人同士、

「文章が好き」という共通点以外、何もわからない人同士の空間。

ふと思い出される、暇さえあれば図書室に入り浸っていた子供時代。

メンがヘラっているようなことを書きますが、多分私は心の中に

「あまり人と話すのが得意ではなくて、本の世界に浸っていると安心するあの頃の自分」を

ずっと飼っているんじゃないかなあと思いました。

ここ数年、そんな心の中の自分に、あまりかまっていなかったように感じます。

これを機に、どこにも属さない、何者でもないただの自分が安心できる時間を

意識的に設けていきたいな、と考えている次第です。