栞かじり虫

本や日々のログなど。

元気じゃなくたって良い

先週は約2週間ほど東京を離れ、出張で地方を転々としていました。

地元である福岡にも4日ほど滞在し、久しぶりに好きな街を散策したり

母親と他愛もない世間話をしたりしました。

色々思うところもあって離れた地元ですが、やっぱり少しさみしくなって

出張続きの間にたまりにたまったお仕事が思い出され、ちょっと気が重くもなって

実家を発つ間際、母に

「ねえねえ、もし私が鬱とかになっちゃったら、どうする?」と

冗談混じりに訪ねました。

母は半ば呆れたように笑って

「私もこないだアンタの弟におんなじこと言ったけど、『そんなことは俺の知ったこっちゃねえ』って一蹴されたから」。

滅多なことで笑顔を作らないぶっきらぼうな弟が、

そう言い放つ姿がありありと想像できて、可笑しくなって

同時に、そんなことはまったく大した問題じゃないといなしてくれたことへの安心感・頼もしさのようなものを

弟の言葉から感じられたからこそ、母は笑っているんだろうなと思い

私もまた、自分の場所で頑張っていこうと思えたのです。

自分の大事な人達には、無論いつも変わらず元気でいてほしいし、私が元気であることを願っていてほしい。

だけどそれ以上に、元気であろうとなかろうと、何かが変わっていっても

ただ居てくれさえすれば、他のことは大したことじゃないんだと思えること、思ってもらえることに

お互いに対する信頼や慈しみを感じられるなと、そんなことを考えていました。